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気配と余韻
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旧グッゲンハイム邸で5/30 31と原田郁子さんの弾き語りライブが行われました。
あの取り壊されそうになっていた使われていない洋館を友達の家族が買い取り、
その家で100人ほどの人を集めてのライブが行われるってのは、ものすごく不思議な気分。

金曜日は夕方から始まり、洋館の全ての扉を開け放って演奏したので、庭で寝転がりながら聴く人、ピアノの前で聴いている人、それぞれのリラックスした雰囲気で、1部のラストは本当に海からの夜風を受けつつ「海からの風」

洋館でのホームパーティーっぽい演奏はアルモドバル監督の映画TALK TO HER のカエターノの演奏を彷彿とさせる贅沢な時間。
(TALK TO HERは前述のカエターノの演奏シーンを見るためだけに見ても良い映画です。)

土曜日は昼過ぎから始まり、洋館の扉は全て閉めて曲目も代えて曲数も少なめに、演奏に集中するような雰囲気で、あとでZAKさんに聴くとピアノの配置も微妙に替えたりして響きをいろいろと調整したらしく、個人的にはこの構成の方が好みだった。

2部は両日とも三田村管打団?との「サヨナラ オハヨウ」からはじまる。
管楽器って本当に素敵だなと再確認。
ちいさな音を管楽器で出すのは本当に難しそうだったけれど、その慎重な音の取り扱いがとてもうつくしい。

今回、三田村管打団?の一員として ペ・ド・グの一員として、旧グッゲンハイム邸管理人として八面六臂の大活躍だった森本アリ君、御苦労様でした。そしてありがとう。

彼のポジティブな人柄が、今回のことを含めて小さな奇跡を起こし続けているのだと、ほんとうに思います。
by daaas | 2008-06-02 23:18 | 雑感
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