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sebastian escofet
b0068959_201854.jpg昨日は書き上げた勢いで長文をあげてしまったので
今日は突然趣味の音楽の話題。
数年前にアルゼンチンの音楽ばかり聴いていた時期があります。
そのころMono FontanaやJuana Molina等が新しいアルバムを発売してアルゼンチン音響派と呼ばれていました。どんなの?と聴かれてもエレクトロニカやポストロックの影響を感じさせるアルゼンチンの音楽。。とかいう間の抜けた説明しかできないのですが、アルゼンチンといえばタンゴ。位にしか知識の無かった僕には大変興味深かった音楽で、その中でも特にsebastian escofetのMeditacionesという、ドビュッシー、シュトックハウゼン、バルトーク、メシアン等の名曲を分解して再構築したアルバムは今でも愛聴しています。
久しぶりにサイトをのぞいてみたら、今まで出した全てのアルバムが無料ダウンロード出来るようになっていました。
日本では入手困難なものばかりですので気が向いたら聴いてみて下さい。
僕はやっぱり1stのMeditaciones 特に2曲目と3曲目がお気に入りです。
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by daaas | 2008-03-28 23:10 | 雑感
緑が丘の住居について
60代と30代の母娘のための住居。
1階はそれぞれ用途によって素材を切り替えられた床を持つ4つの部屋が、中心の開口部でそれぞれに繋がり、2階は縦方向に抜けのある天井の高い白い空間と、横方向への抜けのある天井の低い木の空間、それらが千鳥状に4つ配置されている小さな家だ。

我々は一体どうしてそのような空間を設計したのか?

まず予算と地盤の状況から木造2階建てを選択した。道路沿いに駐車場をとり、南側の古い擁壁から安全な距離をとると残されたのは6m*7mの小さな矩形だった。しかし、それは要望される部屋をすべて入れるには十分な広さではなく、しかもどの部屋も一様に重要で削ることができないとのことだった。そこで用途に対する面積の感覚を一旦キャンセルして全ての部屋を等価に扱い、全ての部屋が同じ大きさになるように真ん中で十字に仕切ることにした。
そうすると全ての部屋が2方向の外部を持ち、部屋と部屋は面積の大小による従属的な関係から解き放たれて「今居る場所」が主であり、移動すればまた其処が主であるような、そんな空間になるのではないかと考えた。

その上で、田の字の中心を開口部として建具による仕切りを加えると、部屋と部屋の関係に不思議な変化が生じた。物理的には近い筈の隣り合った部屋は壁によって遠のき、物理的には遠い筈の対角線上の部屋は視線が通ることにより近づく。我々はその、つかず離れずの対等な関係が、自立した二人の女性が暮らす家としては適当なのではないかと考え、その関係を強化しつつ部屋同士の拡がりをつくりだす為に、主な生活空間である2階レベルに次のルールを適用してみた。
「対角にある部屋の質を同じにし、隣り合った部屋の質は変えること。」
それに従って部屋の属性を調整してみたところ、こんな空間になった。
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f1.f3は高い天井を持ち、ハイサイドライトにより抽象化された外部と繋がる白い空間。
f2.f4は低い天井を持ち、大きな掃出窓とデッキを持ち、周囲の風景と直接的に繋がるシナ合板による内装のトンネル状の空間。
そうしておいてそれぞれの獲得した属性に従って用途を配置していった。
南側でデッキのある属性を持つf2にはキッチンを。
その隣に位置しハイサイドライトからの間接光に満たされたf1にはリビングを。
北側だがハイサイドライトから直接光の差すf3に居室を。
北側で外部と繋がる属性のf4には家事室を配し、階段との間に書棚を設け、その裏側に小さなトイレスペースを忍ばせた。
2階では床は同じ素材として違う属性を持つ空間同士をつなげたが、1階は床の素材の違いにより部屋の属性を作り出すことにした。
そうやって我々は各部屋の距離を引き延ばしたり、近づけたりする操作を重ねていった。

では、それらの操作の結果生み出された空間とは?

リビングから寝室の方向を眺めると、内外装にまたがって貼られた木材により、離れにあるコテージか何かの中をのぞき込んでいるようにも見える。視線を移せばニッチのようにキッチンが見え、さっきコテージの外装のように見えた木材は、今度はキッチンの内装のように見える。キッチンに移動して、さっきまで自分のいた場所を眺めてみると、垂れ壁とカウンターで切り取られる向こう側の風景が、真っ白な空間に浮かび上がり、ステージでも見ているかのようだ。側方に大きくとられた窓の向こうには須磨アルプスの峰々が見えている。家事室の方に視線を移すと本棚が見え、やはり大きく取られた窓の向こうに高校生達が足早に駆けてゆく。

自分の居るところから見える様々な向こう側。すぐ隣にいるのだがとても遠いように、其処にあるのに其処ではないような、あるいは其処にあるのに此処と同じようなとても近い場所。様々な向こう側が場所を移すたびにたち現れ、近づいたり遠のいたりする。そんな小さな家。
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by daaas | 2008-03-27 20:18 | 緑ヶ丘の住居
緑が丘の住居 完成間近
このblogにたびたび登場している緑が丘の住居が完成間近となりました。
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by daaas | 2008-03-19 13:59 | 緑ヶ丘の住居
怪我
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実は不注意から1月に膝を脱臼してしまい、検査したところ膝の4本ある靱帯のうち3本まで切ってしまう大怪我だったことがわかりました。その後手術を受けたらその影響で神経麻痺を起こして爪先を持ち上げられなくなったりしたりして本当に往生したのですが、本日やっと松葉杖からは解放されました。(それでも実は2本は切れたままですよ)
あっというまに3月だ~。
本当にいろんな人に迷惑をかけしました。健康って大事ですな。特に事務所のスタッフと、今工事中の緑が丘の住居の工務店である大澤氏には、本当に助けられているとしみじみ思います。ありがとうございました。迷惑はこれからもかけ続けますが、ひとつよろしくお願いします。
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by daaas | 2008-03-15 22:42
レーザーカット
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テーブルの試作のために合板をレーザーカットしてもらう。
これは、、、使えるかも。
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by daaas | 2008-03-13 17:13
ディテールの検討
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自明のものを見つけ出すための作業。検討しなくてもわかるようになりたい。
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by daaas | 2008-03-12 20:44 | 緑ヶ丘の住居
美浜町の住居 竣工写真
先日写真家の市川かおりさんに撮影していただいた
美浜町の住居の写真が出来上がってきました。
いずれサイトにも掲載しますが、とりあえずこちらにUPしておきます。
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by daaas | 2008-03-07 19:18 | 美浜町の住居
緑ヶ丘の住居 オープンハウスの予定
b0068959_2018663.jpg緑ヶ丘の住居は順調に工事が進んでおり、楽しみにしていた鉄板による曲面壁も施工が終了し、思ったより拡がりを作り出していた。
b0068959_20185219.jpgこの物件のオープンハウスを3/22頃に予定しています。所在地は神戸市須磨区です。詳細が決まりましたらまたお知らせしますが興味のある方はメールにてお知らせ下さい。
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by daaas | 2008-03-03 20:21 | 緑ヶ丘の住居
美浜町の住居 竣工/写真撮影
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美浜町の住居は無事竣工し、市川かおり氏に竣工写真を撮影していただきました。
当日はあいにくの吹雪でしたが吹雪の合間に果敢に撮影していただき、
なかなか良い写真が撮れたようです。仕上がりが楽しみです。
オープンハウスも行うことを考えていたのですが、遠方であることと、
かなりの大雪が予想された為、大事をとって今回は見送りました。
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by daaas | 2008-03-02 20:28 | 美浜町の住居